【初心者向け】Notionって何?サービスの基本概念を理解する

2020年5月頃からNotionというサービスを使い始めた。よくEvernoteなどと比較される、いわゆる「メモ」アプリなんだけど、メモだけに留まらない自由な使い方ができる。出会ってからしばらく触っていたら完全にハマってしまったので、Notionとは何か?どういうサービスか?という点をまとめたい。

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A Journal編集です。YouTubeもやっているので見て欲しい。Twitterはこちら。

解説動画

動画では画面を見ながら解説しているのでこちらもチェックして欲しい。

Notion超入門 #1
Notion超入門 #2

Notionとは?

Notionは上にも書いたんだけど、いわゆるメモアプリ。公式サイトを見ると「All-in-one workspace」とある。説明が難しいんだけど、さまざまな情報を整理出来るデジタルメモ、デジタルノートと言った感じだろうか。調べているとEvernoteから移行した、という内容のエントリをよく見かけるので似たような性質ということなんだろう。ちなみに、俺も昔はEvernoteでウェブの記事をクリップしたりして使っていたんだけど、全然使いこなせないまま挫折した経験があるだけで、Evernoteには詳しくない。なので、その辺の違いの説明は出来ない。

Notionのウェブサイト

Notionはアメリカ生まれのサービスなのでまだ日本語対応されていない。その点、英語が得意でない人にとっては取っ付きにくさがあるかも知れない。

PCのブラウザ、アプリ(Windows/Mac)、スマホ・タブレットのアプリから利用できる。スマホ・タブレットのアプリは一部機能が制限されるので注意が必要だ。

編集

ありがたいことにNotionは無料で利用できる。有料プランもあるが、個人で使う場合には考えなくてOK。念のため、料金プランも載せておく。
Notionの料金プラン

以下、まずはどういうサービスなのか外観を掴むために覚えておくことを書く。

覚えておくこと① すべては「ページ」で出来ている

ページはイメージそのままで、いわゆるノートの紙面と思ってもらえたらOK。よくあるメモアプリの1ページと考えたら良いと思う。ただし、ページの中にページを設置したり、データベースを設置することができる。つまり、Notionの世界ではすべてがページになっているんだ。ページの中で、いろいろな表現をしてくと思ってもらえれば良い。

覚えておくこと② フォルダーレス

すべてがページで管理される、ゆえにフォルダーレス。余りNotionの特徴として挙げられることがないように思うが、俺にとってはめちゃくちゃ重要。文章も画像もリンクもページも、すべてをページに配置するんだ。フォルダーはない。フォルダー構造を考えなくて良いと言うのが最高。今は理解できなくても、使ってみれば分かるはず。フォルダーレスということだけ覚えておいて。

覚えておくこと③ 「ブロック」の概念

すべてをページの中で表現するといったんだけど、表現されるものの単位をブロックと言う。ブロックは通常のテキストの他、あらゆる表現が可能だ。

こんな感じで、自分で自分のページを作り込んでいく事ができるんだけど、これがおもしろい。ウェブサイトの知識がなくても非常に簡単に、かつ、直感的に作れる。いろんな表現を使ってきれいで見やすいノートが作れる。テキストだけじゃ味気ないしな。

覚えとくこと③ 「データベース」の概念

Notionを語る上で欠かせないのが、データベースの概念。使い始めたは良いけど、これがよくわからないっていう人の少なくないと思う。データベースは特定のプロパティを持ったページの集合体なんだ。難しい言い方をして申し訳ないんだけど、そうとしか言いようがない。下の画像を見てもらうと分かるんだけど、見た目はエクセルのようになっている。この表がデータベースだ。自分で好きなプロパティを設定できる。

Notionでのデータベース

データベースでは、1行が1つのページになっている。プロパティの下はページと同じように書き込みができるんだ。

データベースの行を開いたらページになっている

データベースの良いところは、似たような情報をまとめて見ることが出来るという点。数値を集計して合計を出したり、平均を出したりなんかも出来る。

数字の集計を表示したところ

面白いのは、このデータベースは見せ方、つまりビューを変更することが出来るという点。あるプロパティでグループ化したり、カレンダーのような見せ方をしたり。自分の思い通りにデータベースを見せることが出来る自由度の高さもNotionの魅力である。

例として看板ビューを載せておく

逆に言うと、まとめる必要のないようなものは無理にデータベースで表現しなくても良いということ。

どう使えば良いのか?

これに関しては本当に人それぞれ。エクセルやパワーポイントと同じで、使い方はいかようにも出来る。その自由度がNotionの魅力。そうは言うものの、ここでは俺がどういう情報を関しているかを挙げておきたい。

  • 日記、週次振り返り、月次振り返り
  • 旅行やライブ、フェスなどへのイベント参加履歴
  • 通院履歴、お薬手帳
  • 欲しい物リスト、持ち物リスト
  • ウェブクリップ、日々の思いつきメモ、勉強ノート
  • YouTube、ブログ記事管理
  • エンタメ(映画、マンガ、ドラマ、ゲームなど)
    → ここの映画の部分を切り取って簡素化したものを動画でも説明している
  • サブスクリプション管理
  • 行ったことのある都道府県メモ

見てもらったら分かるんだけど、俺はありとあらゆる情報をここに集約しているんだ。Notionにはそのポテンシャルがある。

タスク管理もNotionでやっている人は多いと思うんだけど、俺は肌に合わなかったので、iOSのリマインダーを使っている。また、予定はGoogleカレンダーで管理する。Notionにも向き不向きがあるということなんだけど、これは使ってみないと感触をつかめないだろう。

何から使ったら良いかわからない、どう使ったら良いかわからない人は、まずは自分のデジタルメモをNotionにコピーしてみる、ウェブクリップをNotionに保存してみることから始めると良いだろう。使ってみればこの素晴らしさに気付くことが出来る。

まとめ

Notionというサービスのおおまかなイメージを記事にした。気になっている人はまずは使ってみよう。Notionは間違いなくゲームチェンジャーとなる素晴らしいサービスなので、遅かれ早かれ日本でも多くの人が使い出すことを確信している。今後も、Notionの使い方や関連記事をアップしていく予定。

Notionについてのまとめ
  • アメリカ発のデジタルメモのアプリケーションで、基本的に無料で利用可能
  • PC、スマホ、タブレットから利用可能
  • フォルダーレスですべてはページで表現される
  • ブロックの中ではリスト表記やTODO表記などさまざまな表現が可能
  • 非常に強力なデータベース機能がある
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