Notionの便利な新機能Synced blockの活用アイディア

Notionはアップデートによりしばしな新たな機能が追加される。先日のアップデートではSynced blockという新しいブロックが追加されるというなかなか大きな変更があった。この新機能であるSynced blockについての簡単な解説とどのような場面で使うかを記事にしたい。日本語では同期ブロックと訳せる。

編集

A Journal編集です。YouTubeもやっているので見て欲しい。Twitterはこちら。

Synced blockの公式情報

まず、Notion公式によるアップデート情報はこちらから。最近は日本語でもリリースノートを出してくれて嬉しい限り。Notion自体の日本語化も早く実装されて欲しい。今年実装すると見かけたがいつになるやら。

解説動画

動画でみたい人はこちらから。同じ内容。

Notionの便利な新機能!Synced blockの解説と活用のアイディア

Synced blockとは?

日本語でいうと同期されたブロックだが、名前の通り、ブロックの内容が同期してどこから見ても同じ内容になる。正確にはblocks、つまり、ブロック群。複数ブロックでもOK。ページもデータベースも組み込める。そもそもブロックって何?って言う人は下記の動画を参考にして欲しい。

Notionの超基本概念「ブロック」と「インライン」を理解する

通常、レイアウトを組むことは出来ないが、列の中に列を組む方法を使えば出来る。例によって以下を参照のこと。

Notionのブロックを使いこなす!列の中に列を組む方法

Synced blockの中にあるブロック群は他の場所からでも参照や編集ができるというのが機能の概要。参照できるということでリンクトデータベースやLink to pageと似ている。特にインラインでリンクトデータベースを表示する場合。リンクトデータベースもSynced blockの中に組み込めるが、その場合はリンクトデータベースのビューまで同期される。

使い方

ブロックの1種なので、/syと入力するとSynced blockが出てくる。赤枠の中に好きなようにブロックを組み、Copy and syncをクリックして他の場所へ貼り付ける。その後、Synced block内を編集すると中身が同期することが分かる。機能としてはこれだけ。

同期している様子

活用アイディア

それではどのような使い方があるか。いくつか考えてみたので共有したい。

ヘッダやフッタとして使う

共通部品なので当たり前かもしれないけど、使い方の一つとして有効。ナビゲーションバー的な扱い。下のサイドバーとほぼ同じ考え。

よく使うリンクをSynced blockにしてヘッダとして複数ページに配置

サイドバーとして使う

欲しい物リストテンプレートで紹介したようにサイドバーを自作していたが、Synced blockとの相性抜群。更新があっても各ページへ貼り付ける必要がない。

よく使うリンクをSynced blockにしてサイドバーとして複数ページに配置
【テンプレ付】Notionで欲しい物&持ち物リストを作る | 自作サイドバーで簡単画面切り替え

データベースのテンプレートの共通部分として使う

ひとつのデータベースに対してテンプレートを複数保持しており、その内容が似ている場合、Synced blockが活躍する。Synced blockを使わずにテンプレートに修正が発生した場合、すべてのテンプレートを修正する必要があるが、Synced blockにしておけば1度修正すればOKだ。注意点としては使う前にブロックをUnsyncして使い始めること。Unsyncの方法は後述する。

テンプレートボタン

同じ内容のテンプレートボタンを複数箇所で使っている場合、Synced blockで置き換えると良さそうだ。これにより変更があった際にすべてのテンプレートボタンを更新する必要がなくなる。上記と同様にUnsyncして使い始めることを忘れないように。

リンクトデータベース

上でも書いたがリンクトデータベースをSynced blockに配置することも出来る。これの何が良いかと言うと、同じビューをページをまたいで保持できるという点。リンクトデータベースではビューは同期されない。他のページでも同様の見せ方をしておきたいという場合にや同じビューセットを使い回したい場合に便利。

Unsyncとは?

UnsyncをするとそのブロックはSynced blockの世界から外れて通常のブロック群となる。UnsyncするにはSynced blockの右側メニューにある「・・・」をクリックして、もしくは左側のブロックメニューからUnsyncを選択する。Synced blockを正しく掴んでいないと出て来ないので気をつけよう。出てこない場合は中身のブロックメニューを掴んじゃってるはず。分かりにくいので改善されると嬉しい。

まとめ

Synced block、使ってみるとその便利さを実感する。非常に便利。個人的には、1番目のヘッダとして使う方法と3番めのデータベーステンプレートに使う方法をよく使っており、かなり重宝する。これに限らず色んな使い方が想定されるので、自身のワークフローやユースケースに合わせて工夫してみると良いと思う。

こういう使い方が便利だよ、とかあれば教えて欲しい。以上。

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