ハーマンミラーセイルチェアを購入した理由はデザインとコスパ(2週間毎日座ったレビュー)

テレワークが続きすぎて腰が死ぬ、ということは俺だけじゃなくて世界中のサラリーマンがこの半年間で体験したんじゃないだろうか。真剣に椅子の導入を検討してはや3ヶ月、モノによって値段も機能もピン切りすぎて決めきれなかった。そもそも椅子の種類も多いしな。それでも、先週やっと新しい椅子「セイルチェア」の導入に至った。この記事では買った理由及び1週間座ってみたレビューをしたい。椅子なんて実際に座ってみないとわからないだろうから、購入検討している人は参考にして欲しい。

編集

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レビュー動画

テレワークの日々が半年続いた結果

俺の腰はこの半年間で死につつあった。痛くなっては休憩を繰り返してしまうせいで全く仕事に集中できない。15分もすれば腰辺りに違和感がある。それもそのはずで、3月以降の自宅勤務は、もともと持ってた「無印良品 ポリプロピレンスタッキングスツール」でやっていたから。ちょっと座るにはいいアイテムなんだけど、クッション性やホールド感は皆無。背もたれや肘掛けももちろんなし。今思えばよくこれで1日約10時間これに腰掛けていたなーと思う。

オシャレで使いやすい無印良品 ポリプロピレンスタッキングスツール(長時間は厳しい)

真剣に自宅で使うオフィス椅子の導入を検討し、色々と調べた。そこから、検討にあたって、自分の中で価格帯によって大きく3つに分けた。

  1. 1万円以下から3万円程度の無名チェア
    Amazonで幅を利かせていて、見た目は高級チェアに寄せているがメーカー不明。自分で組み立てる式が多そう。こういうやつ。質は高級椅子と変わりません!というレビューもみかけるが真偽不明。こういうやつ↓
  1. 3万円から10万円以下のミドルクラス
    ビラージュ、シルフィ、サリダチェア、セイルチェア、エルゴヒューマンエンジョイなど。エルゴヒューマンエンジョイはかなり迷った。試座して良い感じだったし、コスパも良さそう。
  1. 10万超えの最高クラス
    アーロンチェア、バロンチェア、コンテッサ、エルゴヒューマンプロ、イングなどが入ってくる。

③の最高クラスは、オフィスチェア初心者にはさすがにちょっと手が出なかった。迷ったのは①と②なんだけど、これからも自宅勤務が長くなりそうということで、半端なの買うよりはある程度良いものを買いたかった。そこから大塚家具で試座させてもらい、いくつかのメーカーのショールームを訪問した。でかい買い物だから後悔したくなかったからね。

そして決めたのが、ハーマンミラーのセイルチェア。ではなぜこの椅子に決めたか。以下に詳しく書いていきたい。

ハーマンミラーとセイルチェアについて

HermanMiller(ハーマンミラー)社

ハーマンミラーはアメリカに本社を持つ、世界最高峰の家具メーカー。アーロンチェアはとっても有名。企業のオフィス、映画やドラマで見かけたことがある人も少なくないだろう。詳細は以下よりチェックして欲しい。

Aeron Chairs – HermanMiller 公式HP

ただこのアーロンチェア、オフィスチェアの最高峰と言われるだけあって、めちゃくちゃに高い。20万円超え。流石に手が出ない。が、ハーマンミラーが出しているのはアーロンチェアだけではない。同社の最も安価な椅子、それがセイルチェアである。

アーロンチェア 20万超え

セイルチェア

セイルチェアを一言で位置付けるなら「アーロンチェアの後発製品であり、アーロンチェアと似た機能をもたせつつ、コストダウンを実現した椅子」だろうか。だけど、値段が半分以下だからといって機能が半分以下なわけでは決してないんだよな。

SAYL Chairs – HermanMiller 公式HP

参考にさせてもらった記事を貼っておく。
【プロが書く】セイルチェアは低価格で高性能な万能ワークチェア
1日10時間でもストレスゼロ。セイルチェアを3ヶ月使ってみた感想

セイルチェア 8万円台で購入できる

セイルチェアのスペック及び価格を見ていく。公式HPにおける情報が分かりにくかったのでまとめると以下の通り(2020年9月現在)。

基本スペック
項目 数値
価格 83,600円
サイズ(横幅 × 奥行) 73cm × 73cm
サイズ(背もたれの高さ) 89~99cm
サイズ(座面の高さ) 42.5~52.5cm
重量 約15kg

購入の際はベースを決める。以下の4つのうち、どれにするかを決めよう。ベースは脚の部分、フレームは背面及びアームの素材・色を指す。

ベース
  • ブラックベース、ブラックフレーム
  • フォグベース、ホワイトフレーム
  • ポリッシュドベース、ブラックフレーム
  • ポリッシュドベース、ホワイトフレーム

オプションは以下の2つで、付けるか付けないかを選べる。フルアジャスタブルアームにすれば高さだけでなく左右に動かしたり角度調節が可能となり、「/ \」のような形にして座れる。ランバーサポートは腰のサポートが強力になるようだ。

オプション
  • フルアジャスタブルアーム
  • ランバーサポート

背もたれの色と座面の色/素材を選択可能。こちらは追加料金はかからない。

背もたれ・座面の色
  • 背もたれの色・・・8種類
  • 座面の色/素材・・・20種類

以上、ベースとオプションを組み合わせた価格パターンを貼っておく。俺は迷わずオプションなしとしたけど、特に後悔はない。ベースや背もたれ、座面の色を組み合わせて自分だけのセイルチェアを作ってみるのも面白そうだし、それが同製品の売りなんだろう。ただし、これらを変更すると発注してから組み立て、輸送、となるようで、納品までが10週間を超えるケースもあるようだ。この状況なので、みんなこぞって買っているのかも知れない。オプションなしのタイプは国内の代理店がいくつか在庫を持ってるから納品が早い。俺の場合は3日程度で来た。

まとめ
セイルチェア価格早見表

本当は、白ベースのセイルチェアも欲しかった。見た目が良いから。ただ、何ヶ月も待ちたくなかったのとベースを変えると価格も高くなってしまうので泣く泣く諦めた。黒もかっこいいからどちらもオススメしたい。

セイルチェアの素晴らしいデザイン

デザインがかっこよすぎる。完全に俺の趣味なんだけどわかって欲しい。よくあるオフィスチェアとは一線を画すデザイン。ひと目でそれと分かるのが良いんだよな。他のメーカーの椅子は、俺には同じように見えてしまって、モデルごとの識別が難しかった。詳細な写真を掲載しておく。

ひと目で分かるデザイン
背面は網目状となっていてよくあるメッシュとは少し違う
背面には特徴的なY字の支柱
Y字の根本にはハーマンミラーのロゴが控えめに入っている
肘置きはさっぱりしている
座面はウレタンクッションで、メッシュのような通気性はない(別に蒸れるわけでもない)
足元のフレームは普通のオフィスチェア

セイルチェアの素晴らしいコストパフォーマンス

上でも見たけど、セイルチェアは安くない。アーロンチェアを比べたら半額以下ではあるんだけど、それでも最低8万4千円する。椅子にそこまで出せないという気持ちは分かる。それでも俺はセイルチェアはコスパに優れると理解しているのでその理由を書いていきたい。

12年保証

高コスパという言葉の90%くらいはこの要素から来ているんだけど、ハーマンミラーのアーロンチェアやセイルチェアは12年保証(ガス圧シリンダーは2年)がついているんだ。つまり、12年間はどこか壊れたとしても追加料金なく修理が可能ということ。OKAMURAであれば段階的に3年間、エルゴヒューマンであれば5年間らしく、12年というのは他にはない魅力だ。椅子がどれくらいで壊れるのか想像もできないが、そのサイズや重量から、壊れた際に修理で送付するだけでもある程度の費用が掛かってくるだそう。追加費用の心配なく12年間過ごせるのは大変魅力である。

OKAMURAの保証期間
エルゴヒューマンの保証期間

ちょっと安めの5万円の椅子を買って5年で買い替えたら、10年で10万。また、同価格帯で保証5年の製品を買って、例えば8年目に故障した場合、配送を含めた修理費用は数万円になるだろう。そう考えると、この値段で12年の保証が付いてくるセイルチェアは非常にコスパに優れていると判断した。

ただし、保証期間(2年)が過ぎてからガス圧シリンダーが壊れたら泣く。ガス圧シリンダーだけは壊れないで。

毎日、高品質の椅子に座るということ

コスパという面でもう一つ付け加えると、高品質のセイルチェアに毎日座る事ができるという当たり前の点を付言したい。上述したような5万円の椅子を5年で買い換えるパターン、これは価格はそんなに買わないかも知れないし、7年、8年使える場合もあるだろう。ただ、その場合でも座るのは5万円レベルの椅子になる。俺は良い椅子に長く座りたい、と思った。何が言いたいかというと、そもそものレベルが高い椅子に毎日座る、という点も無視できないよなってこと。

コスパが良いかどうかなんていうのはこれからいつ椅子が壊れるかによる。なので、もちろん購入時点では判断できない。俺は上記の考えによって、現時点で、個人的に、コスパが良いと判断した。購入を考えている人は参考になることを願う。

セイルチェアのベーシックな機能

高さとリクライニングの硬さ調節

座って右側には2本のレバーが付いている。後方(画面左)のレバーを使って高さ調節が可能。オフィスチェアなら付いてる。前方(画面右)のレバーはリクライニングの硬さ調節で、前に回すと固く、後ろに回すと柔らかくなる。

後方(画面左)レバーで高さを、前方(画面右)レバーでリクライニングの硬さを変更する
(この画像では→が前)

肘掛け

アジャスタブルアームは高さの調節だけ可能。6段階に変化する。通常の利用であればこれで困ることはなさそう。当たり前だが左右の肘掛けにある。

つまみを上に引っ張ると動く

座面の前後位置調節

座って左の座面下のツマミで座面の前後位置が調節できる。MAX5cm程度だろうか。俺は2cm程度前に出して使っている。

リクライニング

座って左側のレバーには2つのつまみが付いていて、このうち後ろ側のつまみを使ってリクライニングを調整する。1点注意して欲しいのは、リクライニング時に任意の位置で固定する機能はない、ということだ。倒したまま固定するということは出来ない。体重を預ければ傾くんだけど、力を抜くと戻ってくる。俺が会社でよくやるリクライニングを固定して寝るという用途は厳しい。リクライニングは余り使わない。

通常状態。肘掛けは地面と平行。ほとんどこの状態で使っている。

このときのレバー(右側のつまみが立ってる)

1段階リクライニング。これ以上は倒れない。力を抜くと通常状態まで戻る。

このときのレバー(右側のつまみを右にちょっと倒す)

最大にリクライニングした状態。これまた力を抜くと戻る。

このときのレバー(右側のつまみをさらに右に倒す)

前傾チルト

座って左側のレバーの前側つまみを前に倒すと前傾チルトとなる。俺はほぼ使っていないが、前傾とすることで物を書く作業等に良いらしい。前傾チルトにするためにはちょっとだけリクライニングしないとつまみが動かないので注意。

肘掛け構えに傾いているのがわかる
このときのレバー(左側のつまみを左に倒す)

2週間座った感想

非常に良い。このデザインだけど、黒にしたのでシンプルな部屋に合う。フローリングの場合は細かい傷が付く可能性があるのでチェアマットを敷いて使った方が良さそう。

座り心地も非常によく、作業に集中できる。腰への違和感はまったくない。もちろん、痛くなることもない。機能の項目でも書いたけど、リクライニングして固定できないので、倒したままダラダラ動画を見る、と知った用途には余り向かないかも知れない。PC作業にしっかり集中したい人にとっては非常に良い環境が整えられると思う。高い買い物ではあったけど、たいへん満足。

まとめ

長くなった。セイルチェア、とにかく良い。オススメ。記事の内容をまとめておく。

  • 安心のハーマンミラー製で上質 – 座り心地は最高
  • デザインがカッコいい – ひと目でそれと分かる特徴的な背もたれ
  • 値段は高いが、コスパは良い – 8万4千円から、12年保証付き
  • オフィスチェアとしての機能は標準的

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