初心者が1年間で70本の動画をYouTubeに投稿した結果

YouTubeを続けて1年経過したので振り返り。投稿テーマ、再生回数、収益など…これからやろうとしている人の参考になれば。

編集

A Journal編集です。YouTubeもやっているので見て欲しい。Twitterはこちら。

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投稿した人について

投稿したのは俺です。A Journalです。30代のサラリーマン。YouTubeはじめるまで動画やSNS、マーケティング、ウェブの知識皆無。今もほとんどなし。本業はいわゆる事務系総合職で、ITリテラシーは一般よりあると思うけどガジェットとかがちょっと好きってくらいなもん。

YouTubeを始めたきっかけは新しい趣味作り、YouTubeというサービスの勉強、ひょっとして副業収入なるかもとかいう淡い期待があったため。あと、単純に流行りに乗ってみたかった。

主なテーマはNotionというメモアプリの使い方や日常系、ユニクロや無印のレビューなどなど。絞りきれてないのは良くないかもと思いつつ、今は興味あること何でもやるの精神でやっている。Notionの動画がメインになっているけど、YouTubeをはじめてからNotionと出会った。日本語の情報が少ないから結構勉強して、せっかくなら勉強したことを発信するかという感じ。

結論

初心者が1年間で70本の動画をYouTubeに投稿すると…

  1. 70本の動画を投稿し、800人くらいの登録者を獲得できたけど、収益は0円だった
  2. やってみて良かったことやわかったことがあった → こちらは後述

①についてもう少し話すと、5月9日時点で、チャンネル登録者数825人、総再生回数 約11万回、再生時間 約6,300時間、収益0円という感じ。YouTubeでは収益化の条件が2つあって、チャンネル登録者1,000人と再生時間4,000時間が必要。この1つ目をクリアできなかった。本数は出してんのに。魅力的な動画が少ないということかな。

しかしながら、4,000時間の壁は突破できたわけで、これには驚いた。始めた当初は4,000時間なんて果てしなくて絶対無理と思っていたので。

投稿動画と再生数の内訳

投稿した動画の本数内訳

  1. Notion関係がもちろん一番多く、28本。
  2. vlog、日常系 めちゃくちゃくだらない内容の、見どころなしの動画(最初の方の料理動画とか)が、15本。
  3. レビュー系 土屋鞄、ユニクロ、無印とかの動画が13本。ユニクロは見てくれる人多いけど登録してくれるわけではないね。
  4. Apple系 MacやiPhone買ったとかiPadで作った日記作成風景の動画が10本、ソフトウェアの使い方系(Notion以外 Airtableなど)が4本。

再生数の内訳

10万再生以上 → なし。10万再生とか100万再生とか、いつかされてみたいもんだ。

1万再生以上10万再生未満 → 1本だけ。
土屋鞄ディアリオハンディLファスナー半年使ってみて 土屋鞄の財布レビュー動画。くだらんvlog系の次に出したら意外と再生されて嬉しかったのをよく覚えている。ほぼ1年かけて1万再生到達。嬉しい。

5千再生以上1万再生未満 → 3本だけ。少なくて悲しい。Notion系2本とユニクロ+Jの動画のみ

1千再生以上5千再生未満 → 26本で、このうち14本がNotion系。ほとんどNotion関連かと思ってたけど、意外と他のテーマが12本あるのかという感じ。

100再生以上1千再生未満 → 29本。無駄な動画たちと思われるかもしれない…でも最初は100再生行くのも難しいので、これらも俺の糧です。費用対効果は限りなく低いけども。

1再生以上100再生未満 → 29本。これらは流石になぜ作ったのかわからないレベル。初期の頃の料理系の動画とか。最も少ないと11再生で笑える。

最も長く見られたのはNotionの使い方 | テンプレートを理解しようという動画で、720時間くらい。Notionの使い方 日記を書く RelationとRollupも少しという動画が次点で670時間くらい。2個とも8千再生くらい。前述の土屋鞄ディアリオハンディLファスナー半年使ってみては450時間程度。

やってみてわかったこと

1年間やってみてわかったこと。これは俺の主観なので参考程度に読んで欲しい。

動画は思った以上に再生されない

本当に、最初は100再生でもすごいと思った。頑張って出して行くと徐々に見てくれる人が増えていく。これが非常に嬉しい。コメントが来たりするとまた嬉しい。ただし、お金にはならなかった。これから収益化出来るといいのだが…

再生されないとモチベは上がらない

再生されない→モチベ上がらない→良い動画作れない、という負のループ。負のループに陥る前にやめちゃう人も多そう。何もバックグラウンドなしではじめると最初は辛い。

自分でもやる気が出る動画を撮って出すのが良い

もちろん見てもらう動画作りが前提なんだけど、やりたいことをしているとやる気も出る。なので、結果的に良い動画になっていることが多い。気がする。個人的な意見。

ある程度続けないと何が良いのかわからない

まぁ続けても分からない。でも、すぐ辞めちゃう人ってきっとたくさんいる。なので、何でも良いから意地で続けて出していくと、少しずつ見てもらえるようになるかも。俺は何とか続けて、楽しくなった。

ある程度テーマを絞らないと登録者数が増えない

自分がYouTubeを見ててチャンネル登録をするモチベって、同じ人の次の動画を見たいってときだよな。だからエンタメ系でなければ基本的には見たいジャンルを出してくれている人を登録する。たとえば「Notionの使い方」とかね。Notionの使い方を見るために登録したのに、そいつのユニクロのレビューに興味ないよなっていう。登録者数を増やそうと思ったらある程度テーマ絞って投稿したほうが良いと感じた。

スタンスを決めてやらないとしんどい

趣味の延長だけど、お小遣い稼ぎもしたい、という二兎を追うスタイルでやると大変そう。収益メインでやるなら、しっかり分析してジャンル決めて、再生数稼げる良質な動画を出していくことに集中する方が良い。少ない本数で1万人や10万人登録の人もいて、その人らはしっかりやってんだと思う。もちろんやりたいこと投稿して結果が付いてきている人が1番良いけどなかなか難しい。俺はお金ももちろん欲しいけど、趣味の範囲って割り切ってるから自分の出したい動画を色々やっている。この辺の考え方はもしかしたら今後変わるかもしれない。

やってみてよかったこと

ここからは動画投稿をやってみて良かったと感じたことを書く。

動画編集スキル

いわずもがな動画編集スキルがついた。難しいことはしてないけど、最低限カットして、色調整して、テロップ付けて、音楽つけて、位のやり方は学んだ。1年間もやってりゃそりゃそうだろって感じ。動画編集は汎用性高いので覚えておいて良いと思う。

デザインスキル

最低限のデザインスキルがついた。これはサムネの作成をやったから。iPadのアフィニティフォトというアプリを使っているが、切り抜きや色味調整、文字入れなど。超簡単のものは作れるようになった。高いレベルにはないが、全くやったことない人に比べたら分かるというレベル。役に立つと思う。

話し方

聞かれることを前提とした話し方に慣れた。最初、カメラの前で一人語りするのマジで地獄。さらに編集のときには画面上で自分がモゴモゴと何て言っているのかよくわからない。これが非常に恥ずかしい気持ちになる。今でも余り滑舌が良くなくて心苦しいんだが、一人で話すことには何回かやっていくうちに慣れた。聞きやすい話し方を意識するのでハキハキした明瞭な話し方が身に付く…はず。最初よりはマシだと思っているがどうだろうか…

YouTubeの世界の勉強

YouTube StudioっていうGoogle Analyticsみたいなツールがあって、自分の動画に関する分析や数字を見ることが出来る。再生数だけじゃなくてどれくらいの時間視聴者が滞在したのかとか結構細かい数字を見ることが出来て面白い。みんなGoogle様に気に入ってもらえるよう指標を伸ばしているんだな〜って マーケティングの勉強にもなるんじゃないかな。ただしコレに関しては知識を持っておかないと何の指標を見たら良いのか分からない。俺も殆どわかっていない。また、このブログはYouTubeに関連して立ち上げたんだけど、ブログ解説の知識も少し付いた。Google Analyticsやアドセンス。アフィリエイトの仕組みなど。実はアフィリエイトでは少し収益があった。3000円とかだけど。YouTubeからなのかブログからなのかは不明。

趣味ができた

ひとつ趣味ができて嬉しい。30歳を超えていて何か新しいことでも始めたいなと思っていたので。ちょうど良かった。楽しくやっている。

自分の創作物を人に見てもらうこと

結構これに尽きるかと。例えば会社で一生懸命資料作ったところで、見てくれるのってたかが知れてて、多くても数十人とか。もちろん社会に向けて発信するような類の物は違うだろうけど。俺はそういう立場にいないので。YouTubeに投稿したコンテンツは100%俺が作ったものだし、見ず知らずの人がそれを見て、反応してくれることが、一重に尊い。喜びが溢れてくるし、感動する。ポジティブな反応をもらえると、やってよかったなあと思える。低評価付けられるとめっちゃ凹む。

これから始めようと思っている人へ

これも個人の意見だけど、やらない手はないというかすごく良い趣味であり、勉強であり、副業になり得るものかなと思う。それでいて低リスク。初期費用もかからない。スマホがあればそれだけで出来る。もちろん、PCやiPadがあればなおさら良い。俺はPCでDavinci Resolveというソフトウェアを使っているけど無料だし。

あと、YouTube自体、利用者はもっともっと増えると予想。最大プラットフォームなので、単純に人口増による利用者増がありそう。5G普及でネットワークが増強されればさらに動画コンテンツへのハードルが下がるだろうし。俺の予想だけど。すでに多くの利用者を獲得しているサービスなので見てくれるチャンスは大きい。プラットフォームの力は偉大なので。何かしら発信をしていこうと思っている人は、すでに人が多いところが良い。個人ブログよりnoteやアメブロの方がヒットしやすいとかそんな話。

迷っている人はYouTubeやろう。楽しいぞ。